創業当時からお客様に対して販売を続けてきた当社にとって、法人営業課は新たなチャレンジでした。
お取引先様のカタログに商品を掲載してもらうこと。お取引先様の店頭に置いて販売してもらうこと。これまでは自社のみで商品を扱ってきたからこそ、お取引先様にどうやったら島の人を理解していただき、お客様に伝えていただけるのか。法人営業のスタッフは商品を売るのではなく、礼文島、北海道のことを熱く語ることで、少しずつお取引先様を増やしていきました。
今でもそうですが、電話口でレブニーズですと会社名を名乗っても、相手にすぐに認識してもらうことができない状態。礼文島や新千歳空港に店舗があること。ECで海産物を中心に販売している会社だと、丁寧にお伝えする必要があります。
こういったことは大手から転職してきた中途社員にとっては、非常に刺激的。会社の看板で戦うのではなく、本気で北海道や礼文島のことを伝え、ご理解をいただくことができないと取引が始まりません。だからこそ、商品を売るのではなく、共感していただくこと。これが法人営業に求められることだと実感する瞬間です。
また、これまでBtoCしか経験をしていない当社にとって、大量ロットで納品することや、お取引先様からのご注文、個人情報を適切に管理することなど、法人向けのご注文に対応するバック業務の体制構築も急務でした。ある時は大手コンビニエンスチェーンに商品を掲載してもらったものの、各店舗から1セットずつでも注文がくるだけで、何万個もの発注数となり、全社員総出で出荷をしたこともありました。
経験をしたことがない。業界のことを知らない。だからやらないということではなく、今はできないだけと捉え、1つずつ課題を潰していくこと。そうすれば必ずできるようになる。
法人営業スタッフは、今日も礼文島、北海道のことを伝えています。